百合と雑記

彼女の生活と呼吸、あるいはしめっぽい自意識について。


2018.02.20

Dumb

「ねえ、きみ、気分転換のためにぜひとも転地した方がいいよ。このままじゃ、すっかりまいってしまう。そういうことになってほしくないんだ」
「仕事を放棄するわけにはいきません。いえ、それは絶対にするつもりはありません」
「放棄うんぬんの問題じゃないよ。きみは病気なんだ。ヘイドックもわたしに賛成してくれるにちがいない」


「眠り病だって? 最近はあらゆる悪行に、もっともな理由が用意されているようだな。そう思わないですか?」
「科学は多くのことを教えてくれます」
「科学なんてくそくらえだ——」


 どちらもアガサ・クリスティー「牧師館の殺人」から。
 探偵小説なのに、ときどき、探偵小説以上のことが書いてある気がしてどきどきします。それがクリスティーの魅力のひとつなのかもしれないですね。
 「愛してません」直すとかいってぜんぜん進んでねーのだが。なにもできない。あーあ。近々お礼小説更新したい。したいだけ。あーあ。
 自分なにもできないのだな、と脳みその裏側でひっそり気がつく瞬間はひどくせつない。

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